サイトウさんの自画自賛ブログ。夫の分も幸福に生きる。

36歳で当時56歳の夫を交通事故で亡くす。悲しみを克服するまでの奮闘記。そして自分が選んだモノ思いついたことなんでも自画自賛して前向きに過ごす。

妄想を実現させようとして失敗した教訓

結婚してからも、夫以外に好きになった男性は何人かいた。そして残念なことにどの人ともなぁんにも起こっていない。

じゃあ何をここに残したいかと言うと。

 

妄想だから楽しい。

現実にしようとしたら失う。

という、教訓ですな。

 

出勤がかぶる日はいつもよりおめかしする。

返信が来れば、都合のいいように変換して「もしかしたら彼も私のこと、、、」の方向にもっていく。

他の男性スタッフと話してる私を見てる(ような気がする)彼を横目から確認し「ヤキモチやいてんのかなぁ?」と妄想する。

 

あくまでも妄想。

だけどやっぱり発展させたいって思っちゃうもんで、口実をつくって連絡してみたり、会う約束までこじつけたり。

サシ飲みが決まった日は、これまでの妄想が実現するかも!?と1人興奮した。

そして当日、ただ楽しくお酒を飲み時短営業の閉店時刻を迎えて清く正しく解散。

 

いろいろ期待してたわたしは「えっ、このまま解散??」なぁんて思ったわけだ。こうやって、向こうにその気が無いことを思い知り失恋した。なにやってんだ私は。

 

ここで得た教訓。

 

もしかしたら向こうも、

「もし独身だったら絶対狙ってたのになぁ」

とか、

「マズイとは思いながら気持ちを抑えられない」

とか思ってるかも!?

 

とかって、勝手に妄想してドキドキする。

ここが、最高のピークなんだ。

告白するとか、付き合うとか、フラれるとか、そういうリスクの無い、なんとも好都合な恋愛。妄想だから成り立つ、楽しめる程度にとどめる、そういう恋愛なんだ。

 

だから現実の世界で発展を期待して動いてはいけない。ピークが終わっちゃうじゃん。そして相手からも、軽薄な女性という印象を持たれちゃうじゃん。

 

恋愛中ってよくあったかもしれんが、相手の気持ちを確かめたくなるときってあったね。大人になればさ、ある程度は想像もつくし、自分が傷つかないように心の準備をして挑むじゃん。

 

だからダメージは抑えられる。深く傷つくこともない。じゃあ何を後悔してるかって、ここまでの展開すべて、いたって簡単に想像できたにも関わらず、欲が出て行動に起こしてしまったこと。踏み込んだ自分の浅はかさがとにかく恥ずかしいんだ。

 

だってさ、少なくとも一緒に過ごしたその時間は、私は本気で彼の気を引きたい一心でいたわけだ。だから、変なアピールもしてしまったし、他の女性のカゲが見えるエピソードを聞けば嫉妬してそれを隠すのに無神経なことを言ってしまった。

発展さえ望まなければ、とても親しい友人として堂々と名乗りを上げられた。けど今は恥ずかしくて合わせる顔もないよね。

 

これ以上、男友達を失うな。まだ取り返せる。

この過ちを繰り返さないよう、妄想を妄想で終わらせよう。