サイトウさんの自画自賛ブログ。夫の分も幸福に生きる。

36歳で当時56歳の夫を交通事故で亡くす。悲しみを克服するまでの奮闘記。そして自分が選んだモノ思いついたことなんでも自画自賛して前向きに過ごす。

2022-01-01から1年間の記事一覧

改めて考えると

平常心で過ごせる日がどんどん増えてきてるけど、やっぱり突然悲しみに襲われるときがある オデがこの世にいないって、え、本当にこれ現実?だとしたら、いまものすごい苦しみに押しつぶされてるってことだけど、それわかってるのか?自分 いや、突然ではな…

今日はモロい日だったかも

配偶者との死別がきっついのは「夫を亡くした」のは自分1人だから。 「父を亡くした」なら兄弟と 「仲間を亡くした」なら友達と 悲しみを共有できる。 配偶者には、それがいない。 けど配偶者を失ったこの世の人達みんなが、1人でこの悲しみと向き合って、少…

ふっと襲ってくる絶望と付き合っていく

偏頭痛もちの皆さんはこんな感覚なのかな 突然ふいに来る痛み 平気なときは本当に平気なのに そういう持病があるんだとわりきって これから向き合っていくしかないね まぁこれもきっと 時間とともに軽減していくだろう 大丈夫。 この先ずーっとこんなわけじ…

いて当たり前から、めったに会えない激レアさんになった

死んだ人はいつだって主役になるよね 生き残った人よりも注目を浴びて 近寄りたいのに近寄れなくて なんか遠い存在になっちまう いつどこで飲み会を開こうとも いくらその人の都合に合わせようとも やっぱりその人は来れない そんな劇レアさんて時々いる そ…

【夫との死別から7週間】四十九日を終えて

四十九日の数日前、今まで不思議なほどに良好だった体調が崩れる。大したことはない、風邪の症状で熱はない。けど倦怠感と、こういうときに寄り添ってくれた夫の不在が症状を悪化させたのかもしれない。 始めたばかりのバイトを休むわけにはいかない。事情を…

【夫との死別から6週間】加害者に「無」の感情でいることの意義

夫の死をわりきるために、考え方を変える。工夫する。言い聞かせる。そうやって徐々に回復に向かっていたけど、警察からの事情聴取とやらでまた絶望したあの日の記憶が蘇る。 「事故の連絡が来たとき、亡くなったと知らされたとき、どういう気持ちでしたか」…

【夫との死別から5週間】これからのことに目を向けるときが訪れた

夫が夢に出てきた。1回目はよくある日常の回想シーンみたいな。今回は夫と会話ができた。車に乗ってたけど、私の左側にいる彼と話したからお互いに運転はしていなかった。 次の仕事はどこかという会話の流れで「3/19の新潟は?」と私が訪ねる。「なんで…

【夫との死別から1ケ月】今までキレイごとばっか書いてたけど

平常心でいられる時間が、落ち込んでいる時間を上回ってきた。 泣くときはまだまだ泣く。けど切り替えられる。 なるほど時間とともに傷が癒えるってこういうことなのか。 これまで絶望に近い気分でブログにしたためてきた 哀れな未亡人 愛する人を失った被害…

【夫との死別から4週間】無意識に仏壇を避けていたことに気づいて

昨日も今日も、職場の友人と外食した おかげで笑顔で帰宅して そのまま線香をあげることができた。 亡くなった家族を安心させてあげられる、 唯一の手段が「笑顔」だ。 そういえば絶望に打ちのめされていたとき、 祭壇のある夫の部屋に入るのが怖いと感じた…

【夫との死別から3週間】人と交流することの効果

夫を亡くしてから今日まで約3週間 その手の本を3冊読み、ネットに溢れる手記やブログ、YouTubeで語られる和尚さんの言葉や、天国からのメッセージなどなど いろんな媒体に助けられた実感がある。 そりゃあ、冷静なときに触れればうさんくさく感じただろうと…

【夫との死別から3週間】今ごろ夫は、何を思ってるのかなぁ

おととい実家で飲みすぎて、たぶん本音が出て 両親の前で号泣したまま就寝 気がついたらベッドにいて、手元がヌルッとして何かと思ったらまるで血みたいな?? 驚いて起き上がったら枕にゲロしてた。 人生初の寝ゲロですわ 追い討ちの梅干しサワーが良くなか…

【夫との死別から2週間】仕事に復帰、涙が噴き出るトリガーは職場にも潜んでいた

事故から2週間、仕事に復帰した。 家でふさぎ込んでいるより、忙しく働いてる方が良い」そう確信してたけど、トリガーは我が家だけじゃなく、職場にもたくさん潜んでいた。 2週間ぶりに出向いた職場には、私の心身をものすごく心配してくれる仲間がいて、声…

【夫との死別から10日目】どういう最後を迎えるかを考える。

身内が死ぬと、いやそんなときしか考えない 祖父や祖母が死んだときすら、どこか他人事でそこまで考えなかった どういう最後を迎えるか。 同じく夫婦二人家族で、旦那さんと死別したライターさんの記事に 「配偶者との死別が人生最大のストレスと言われてい…

【夫との死別から10日目】町には涙が噴き出るトリガーが潜んでいる

夫が死んで、36歳にして喪主を務める前夜 日を追うごとに、心は落ち着いて来ている。 それでもやっぱり、ふとした時に込み上げて来る事がある。 例えば街へ出れば、 もうスーパーに2人で買い物に来ることもないんだな ヨガの帰りにパン屋がある。パンが好き…

【夫との死別から10日目】私のことが好きでしょうがなかった夫の日常は

夫は嫌いな食べ物が多い。 そのうちの多くが私の好物である。 例えば、 納豆、オクラ、梅干し ナス、蓮根。 けど、 家事の8割くらいを率先してこなしている夫は、私の好物を切らすことなく補充し続けてくれる。 ある晩の話。いつもはビールを飲んでいるが、…