サイトウさんの自画自賛ブログ。夫の分も幸福に生きる。

36歳で当時56歳の夫を交通事故で亡くす。悲しみを克服するまでの奮闘記。そして自分が選んだモノ思いついたことなんでも自画自賛して前向きに過ごす。

マイホーム美化計画 Vo.1「収納グッズを買う前にやるべきこと」

家にいる時間が増えて、マイホーム美化計画に着手した人は多いんじゃないかな。そういう前向きな発想って嫌いじゃない。有意義な時間にできるかどうかは考え方次第だ。ではマイホーム美化計画、まず何から手をつけるべきか。そこだけにつけこむ導入編。

 

 

「まず収納グッズを揃える」はNG

 

例えば「服を片づけたいからハンガーを買っとこう」「書類が溜まってきたからファイルボックス何個か用意しとこう」と考える人は多いと思う。あとよくあるのが「100均で北欧風のかわいい箱があったから買っといた!」これも一旦我慢してほしい。なぜか。

 

捨てられないモノの代表、隠れ王者は収納グッズ 

要るか要らないか、なかなか決められないーその代表的例が書類と衣服だ。でも私は、それ以上に厄介なのが収納グッズだと確信している。なぜなら「さぁこれから整理収納しよう」ってときに、収納グッズを捨てようと思う人はいないからだ。過去に依頼を受けて訪問した家庭でも、書類や服だけでなく収納グッズを溜め込んでる例はすごく多かった。 

 

しまわれてるモノ=必要なモノという錯覚

そして収納グッズをやたらに増やしてはいけない理由がもうひとつある。それは「収納グッズにちゃんとしまわれた物=必要なもの」だという強烈なイメージだ。そもそも「片づける」ってのは「出しっぱなしのモノを所定の場所にしまう」行為のことを意味すると思われていて、すでに収納されているモノを取り出して見直すなんていうめんどうなことは得てして後回しになるのだ。

ここに私の実体験を例にあげる。洗面所下の整理に取り掛かったとき、奥から存在すら忘れてたファイルボックスが出てきた。 

 

  「これはこれで、別にこのままでもいいんじゃね?」

 

とよぎったが、自分は未熟ながらも人に整理収納を勧めたい人間なんだと奮い立たせ手を伸ばす。すると中には途中で使わなくなったヘアスプレーとかが入っていた。

 

  「うわぁーこんなんあったな」 

 

人は日々成長するし、趣味嗜好もうつろいゆくんですよ。当時の私は異常なまでに抜け毛の量を気にしていて、頭皮に良いとされていたヘアスプレーをまとめ買いしてた。しかし家族や友人に相談したらしごく人並みだったと知る。香りとか指どおりもいまいちだと感じていたこともあり徐々に疎遠になったが、高かったし捨てるのもなんかしゃくだなぁと思ってとりあえずお蔵入りとなっていた。その存在を思い出した今、私は別に抜け毛に悩んでない。しかも明らかに古く劣化している。これをまた自分の髪につけようだなんて微塵も思わない。結果、

 

  「要らねぇ」

 

と思い捨てることにした。ちゃんとしまわれてるからって必要なもとは限らないわけだ。過去の自分を大いに疑って、サボらずに中身を見なきゃいかん。目に入った箱や袋をかたっぱしからチェックしていく他ないのだ。そして気づく。この作業は溜めこむほど膨大な量となり、クソめんどくさい業務と化してしまうのだ。だからこそ、むやみに収納グッズを増やしてはならぬ。それが言いたいんです私。

 

  「なんでこんなモンとっといたんだ私、、捨てよ」

 

そう思えれば前進だ。

 

余っている収納グッズは絶対ある 

そして、気になった人もいるかもしれない。中身を失って手元に残ったファイルボックスはどうするのか。

 

  「いやこれあそこで使えるじゃん」

 

そうです、本気で中身に目を向けていれば、収納グッズってのは絶対あまるんです。だから、とりあえず最初に買っとくってのを我慢して欲しい。あとあと「買わなくても良かった、、」なんて後悔をしないためにも、まずはそこにあるものすべてに目を向けること。量が多いと本当しんどいけど、これまで当然のようにそこに存在したものを今すぐどうこうしなくたって暮らしに影響はない。急がずマイペースに取り組めばいい。

 

最初にやるべきはモノの「所属」を考えること

 

自分の家のどこに何があるか、しっかり目を向け把握したその次にするべきは、モノの所属を考えることだ。

 

捨てたくないなら捨てなくていい

例えば毎日使う箸とかフォークは当然ながら必要なモノとして認識される。それらは「食器棚」という立派な部署に身を置き「カトラリー」としての役割を果たしていくことになる。これがモノの所属を考えるということだ。では必要ないと判断したモノはどうなる?やっぱり捨てられる運命しかないのか?ここで、先述した洗面所の例を思い出してほしい。中身を捨てて使い道を失ったファイルボックスだが、当然こう思うのだ。

 

  「まだ使えるし捨てんのはもったいねー・・・」

 

日本人には「もったいない」精神というのがデフォルトで装備されている。これはもう避けようのない、そして覆すことができない特質なのだ。じゃあどうするか。誰かに譲るか、メルカリやリサイクルショップで売りに出すことを考える人は多いかもしれない。しかしここではあえて別の道を勧めたい。

 

配属される部署と役割を与える 

どうしても手放せないのならば、食器でいうところの食器棚と同じように、所属部署を設けてやるのだ。具体的には「今後使えるかもしれないモノ」という部署で「待機要員」として働いてもらうわけだ。

 

  「もし必要だったら呼ぶからそこにいてね」

 

こんなことを言うともともこもないかもしれないが、私は整理収納という概念に出合って以来、モノを手放すことに対しての抵抗がどんどんなくなって来ている。そういう人間からすれば、使うかどうかもわからんモノのためにスペースを設けるなんて無駄だと思うかもしれない。しかし私の身の回りに同じ考えの人はほぼいない。恐らく多くの人が、手放さずに済む手段を無意識ながらにも求めているのだと思う。なにより途中でつまずくことなく作業を進めることができると考えれば、これから膨大な量を整理しなきゃいけない人にとってはメリットでしかないと断言してもいい。

 

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我が家の「今後使えるかもしれないモノ」置き場

まとめ

  • とりあえず収納グッズを買っとく」のはやめよう
  • あるものすべてに目を向けよう
  • 捨てなられないならそれはそれでいい
  • モノの所属部署を決めよう

 

 

以上が私の考える、マイホーム美化計画導入編だ。

少しでも作業をスムーズする助けとなれば本望だ。