サイトウさんの自画自賛ブログ。夫の分も幸福に生きる。

36歳で当時56歳の夫を交通事故で亡くす。悲しみを克服するまでの奮闘記。そして自分が選んだモノ思いついたことなんでも自画自賛して前向きに過ごす。

【夫との死別から3週間】今ごろ夫は、何を思ってるのかなぁ

おととい実家で飲みすぎて、たぶん本音が出て

両親の前で号泣したまま就寝

気がついたらベッドにいて、手元がヌルッとして何かと思ったらまるで血みたいな??

驚いて起き上がったら枕にゲロしてた。

人生初の寝ゲロですわ

追い討ちの梅干しサワーが良くなかった

血に見えたのは梅干しだった

 

通夜葬儀でもわんわん泣いたけど、

特定の人だけがいる場で号泣するのは初めてだったかもしれない

酔ってて覚えてないけど、

泣いてる私を見て母が泣いてたところだけうっすら覚えてる

 

翌朝は二日酔いで苦しかった

悲しみと気持ち悪さで、コレでも仕事は絶対に休まないぞと最後まで言い聞かせた

自宅でもう一度吐いて

薬飲んでだいぶ回復

あとは働いちゃえば二日酔いは気にならなくなることをよく知っている

無心で働いて、

まっすぐ家に帰って読書にふけった。

 

翌朝も涙から始まった

ふっとした時に込み上げてくる涙にまだ制御が効かない

久しぶりにご飯を炊いたからおそなえした

寒い部屋に夫ひとりでご飯ではかわいそうに思えて、自分のスープを持って祭壇の前に座った

ああ、もう一緒に食事できないのか。

そんな風に思えてきて止まってた涙がまた噴き出てきた

これはダメだ、そんなの泣くに決まってる

そそくさと部屋を出て食卓に戻る

 

毎晩願っても夫は夢に出て来てくれない

もし死後の世界があるなら、

夫はいまどこでどうしてるんだろう

私が深い悲しみで苦しんでるのを知ってるんだろうか

もしそれがわかってるとしたら、

夫だって今頃わたしと同じ思いで悲しんでるかもしれない

 

喪失で苦しんでる人を救う本や記事を読みあさった次は、

死別 家族 話したい

亡くなった 家族 どこ

なんてワードで鬼の検索リピート

行き着いた記事に書かれてた言葉が

 

故人はあなたが悲しむ顔を見たくない

泣いてばかりいないで笑顔でいてほしい

自分なんか忘れて人生を楽しんでほしい

時々思い出してくれれば十分

亡くなったパートナーはそう思っていると

 

そうかもしれない

何よりも私の快楽を優先にしてくれた夫だ

死んでしまった今もそう思ってるに違いない

 

そう考えると、

毎日泣いててもしょうがないなと

なんとなくふっきれた気がした

まだまだ思い返せば

寂しくて泣いてしまうけども

 

履歴をたどったけど、

もうあの文面にはたどりつけなかった

どこかの誰かが綴ったあの文面に

救われた朝だった